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第68代 引退挨拶② 藤原成道

 

<第68代 引退挨拶  藤原成道>

 

こんにちは、4470の藤原成道です。

 

全日本インカレを終え、今の率直な感情は悔しさです。

 

68代になり日々の練習の中で、最後に悔いの残らないよう最善の選択をして一生懸命に練習してきたつもりでしたが、全日本インカレでは大きく悔しさが残る結果・内容でした。今まで練習してきたことが全国の私大・強豪国立にはスピード、角度、コース取りなど歯が立たたない面が多く、470チームとしては全国レベルで非常に大きな壁のようなものを感じました。今年は中国インカレの最終レースで4年生がレースに出なくてもいい点差を作れたりしたのでチーム力としてはかなり強くなっているのではと思っていましたが、全国の470は非常に高いところにあると思います。次年度の470チームにはこんな後悔をしてほしくないと思っています。そして、そのためには今までやってきたことでは通用しないと痛感したので、部として大きく変える必要にも迫られていると感じます

 

全日本インカレにおける結果・内容は悔しさが残りましたが、ヨット部を引退までやってきたことに一片の悔いもありません。何よりこんなに素晴らしい同期に恵まれたことが非常に嬉しいです。4年間同じ釜の飯を食い、辛い時も嬉しい時も共に過ごせた同期には感謝しかありません。また、張・三宅といった3年生の支えにも感謝しています。夏合宿の前半は6人の4年生が大学院の試験勉強で抜け、その間、僕と西村で部を切り盛りする時期がありました。幹部2人だけだと手が回らないとこを張や三宅がサポートしてくれ、この時期の部を支えてくれたと思っています。

 

1年前Facebookの代交代挨拶でヨット部は人間性を磨く場だと書きました。本当にその通りでした。日々の課題に対してやり遂げる力・心・姿勢が鍛えられる場でした。僕は3番艇で後輩と乗り、いつも12番艇と大きな実力差をつけられた1年間でした。このまま足を引っ張ったまま中国インカレ、全国インカレに行くのは何としてでも避けたい、1・2番艇に食い込めるような3番艇になりたいと強く思い、平日に後輩のペアとも練習を重ねますが、12番艇になかなか追いつくことができず苦しい時期がほとんどでした。

 

でも、中国インカレ2レース目でトップフィニッシュできた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。自分たちも足を引っ張る存在ではなく貢献できる立場になれたというのが大きかったです。率直にここまで苦しい時期もなんとか頑張ってやり遂げてきてよかったな〜と思いました。

 

最後になりますが、これまでたくさんのご支援、ご指導をしてくださった監督、盛谷さんを始めとするOBさん方、外部コーチの大嶋さん、遠方から応援してくださる保護者の方々にお礼申し上げます。特に今まで支えてくれた両親に感謝しています。

 

来年は、今年を超える結果を期待します。

 


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86