第68代　引退挨拶④ 西村渚生

　こんにちは。4年スナイプの西村です。

　全日本インカレを終え、ヨットに乗らない日々を過ごしているとふと「あ、引退したんだ」と感じるこの頃です。これからはやりたいことを見つけ、残り少ない大学生活を大切にしていきたいと思います。

　ヨット部での4年間は、正直辛いこともたくさんありました。しかし、全日のレース反省をし、最後の部活が終わると、寂しさがこみ上げてきました。これは、長い間辛いことも楽しいことも一緒に共有してきたヨット部みんなとの共同生活がなくなる寂しさなのかなと思います。今思えば、大学生活の中心はヨット部でした。週末、長期休みは毎日のようにヨットに乗り、夜はペアと共に整備したり、後輩とスマホゲームをして息抜きをしたり、一緒に食事をしたりと多くの時間を一緒に過ごしてきました。雪が降る中練習したり、ゲリラ豪雨や前線の影響で自然の怖さを体感することもありました。このような生活はヨット部でしか経験できないと思います。いろいろなことがありましたが、このヨット部生活4年間でたくさんのことを学べました。また、先輩、後輩だけではなく、歳の離れたOBさんとの繋がりも生まれました。このようにヨット部に入って、人間関係の大切さを強く感じることができました。ヨットの実力もなく、頼りない自分でしたが、同期や後輩、先輩やOBさんの方々に励まされ、ここまで頑張っていくことができました。本当にありがとうございます。

　第68代の目標である「全日本インカレ総合10位」には少し届きませんでしたが、スナイプは久々に入賞することができました。今まで自分は足を引っ張っていたので最後は少しホッとしました。これで広大のスナイプは全国に通用することが分かったので、今まで以上に努力してこの結果以上の成績をとってほしいと思います。3年生はみんなしっかりしているので、達成できると思っています。

　最後になりますが、この4年間で一番感じた事は感謝の気持ちです。同期や後輩、OB.OGさん、土屋監督、盛谷コーチ、今まで指導に来ていただいた方々、親御さんたち、たくさんの人のおかげで4年間頑張ることができました。また、OB.OGさんの方々のたくさんの支援のおかげでこのヨット部が続いています。これからも人と人との繋がりを大切にして過ごしていきたいと思います。今まで、ありがとうございました。また、これからもヨット部をよろしくお願いします。