第68代 引退挨拶⑦ 東原実黎


第68代マネージャーチーフを務めさせていただきました、4年の東原実黎です。

全日本インカレが終わり、3週間が経とうとしています。

土曜の朝に早起きしなくていいことが嬉しさ4割、寂しさ6割といった具合の今日此の頃です。

今年は念願の全日本インカレへの両クラス出場、またスナイプは全日本インカレにおいて団体6位入賞を果たすという、後輩へ道を繋ぎ、また普段応援してくださるOBの方々に恥じない結果を残すことができました。

選手の中では各々反省点があるようですが、私個人としては、この様に大きなことを成し遂げたのは偏にチームが一つとなって上を目指してきた、努力の賜物だと思います。

ありきたりな表現ですが、このメンバーだったからこそ辿り着けた結果です。

「この人が居たから出来た」事ではなく、「皆が揃っていたから出来た」事だと考えています。

是非、後輩たちにはこの代で繋げた中国水域でのスナイプクラスの全日出場枠2枠という道を無駄にすることなく、また次の代へ繋げて欲しいです。

さて、私はヨットの技術的な話や競技の面でのお話は出来ないため、マネージャー視点でのお話をさせて頂こうかと思います。

後輩の皆さん、「部活」は楽しいですか?

ヨットではなく、艇庫での生活、学内でのトレーニングと言った、競技としてのヨット以外の部分です。

私たちは個人個人が集まってヨットをしている訳ではなく、広島大学体育会の一部活としてヨットをしています。

つまり、私達のヨットは「部活」という大きな前提の上にあるものです。

私は、部活ができなければヨットもできないと考えています。

どれだけヨットが楽しくても、部活が楽しくなければ続かないでしょう。

だからもっと「部活」を楽しんでください。

大学生活において、学年問わずこれだけの人数が集まり集団生活ができる事はそうあることではありません。

週に4回顔を合わせ、物理的に同じ釜の飯を食い、苦しいときは慰め合い、嬉しいときには分かち合う、そんな生活は貴重です。

仲間を大切に、部活を大切にしてください。

私自身、一度部活を離れたにも関わらず受け入れ、再び仲間の一員にしてくれた同期にとても感謝しています。

彼らがいたから、私はヨット部を再び続けることができました。

そして、その彼らを含め部員全員が「部活を楽しめるよう」心を砕いた一年でした。

力になれなかった部分も多いとは思います。私自身、苦しい事もありました。

それでも、メンバーの皆さんが少しでも楽しい部活だと感じてくれていれば、と思います。

ここまで長くなってしまいました。

最後に、これまでに4年間ご指導いただいた土屋監督と盛谷コーチ、指導だけでなく要所要所でチームの支えとなってくださった大嶋さん、お忙しい中足繁くお越しいただいた久保さんを始め多大なるご支援・ご指導を頂いたOB・OGの方々、誠にありがとうございました。

皆さんのお力添えのおかげで後輩に繋ぐことのできる結果を残すことができました。

今後ともヨット部を宜しくお願い致します。

私も、かわいい後輩たちの頑張る姿を応援しに顔を出そうと思います。後輩の皆さんは生温かく受け入れてくださると嬉しいです。

ここまで長々とありがとうございました。


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86