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第69代 引退挨拶⑥ 柳旺志

   お世話になっております。

   第69代470チーフを務めさせていただきました柳旺志です。

   ついに引退を迎えてしまいました。恐らくブログの更新もこれが最後になります。思えば小学校からずっと土日は部活をしている生活をしていたのでこれからは休日をどう過ごしていこうか不安になっている今日この頃です。


   4年間を振り返り、特に思うことは感謝と後悔です。

   今年は470チームは中国インカレで敗れて全日本インカレへ行くことが出来ませんでした。それは言うまでもなく470チーフであった自分に責任があります。この1年間470チームのために何が出来たのだろうかと考えてみてもほとんど思いつきませんでした。気分屋で普段の練習でもチーフであったにもかかわらず自分のことばかりになっていたと思います。特に海上練習以外の時間に技術的なこと、チームの現状のことについて考える時間が不十分であったことが自分の最大の反省点です。それ以外にもあの時こうしていたら、なんて今となっては無意味な考えが次々と出てきます。実際にそうしていたら、結果はより良いものになっていたかも知れません。しかし、それを実践することはおろか、思い付きもしなかった自分には470チーフとしての自覚の無さとそれ以前に一人の人間としての未熟さ、弱さを感じています。そんな自分に最後までついてきてくれた後輩のみんなには本当に申し訳なかったし、同時に感謝の気持ちでいっぱいです。


   僕からは1つ後輩のみんなに伝えておきたいことがあります。それは日々の鍛錬の継続に妥協をしないということです。ヨット部なので海上練習が重視されるのはまず当たり前ですが、陸上でのトレーニング、座学についても同じぐらい大事にこなして欲しいです。どうしても海上での練習時間が限られてくる中で自分たちにできるのは陸上での行動の工夫です。平日のトレーニングや、ランニングにおいても常に全力で臨むとか、全力でトレーニングに臨むために体調管理をするとか当たり前に聞こえるけどみんなあんまり出来てないことだと思います。大変なのはその当たり前を継続するということです。自分はヨットの技術に直結する事では無いかもしれないけど最後の最後に僅かな差を作ってくれるのはそういった事の継続だと思います。今年の中国インカレで各大学3艇ずつ出場し、7Rこなした上で470チームは負け、スナイプチームは勝ちましたが、その点差は両クラスとも1点差でした。自分はその1点差の要因の一つにこういった鍛錬の継続はあると思います。だから最後の最後でその1点を取りこぼさないために普段から鍛錬を当たり前に継続して欲しいと思います。


   最後に、ヨット部に多大なるご支援をしてくださったOB.OGの皆様、土屋監督、盛谷コーチ、外部コーチの大嶋さん、いつも応援してくださる親御さんにお礼申し上げます。これからも広島大学体育会ヨット部をよろしくお願いします。

   あとは後輩のみんなもね、楽しい時間を本当にありがとう。


これで引退の挨拶を終わらせていただこうと思います。ありがとうございました。



広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86