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第70代 新幹部挨拶③藤原涼雅

お世話になっております。

70代副将を務めさせていただきます、470ヘルムスマンの藤原涼雅です。

新幹部挨拶ということで簡単に今までの振り返りと今年度の抱負を述べさせていただきます。

1年目は高校からヨットに乗っていたということで最初のころからヨットに乗せていただいていたのですが、大学の部活としての組織力に驚きました。部運営、スケジュール管理、経費の管理など高校の部活とはすべてが違っていました。学部により一人だけキャンパスが異なるという不具合が起きましたが、このチームで活動をすることに誇りを感じていました。(入学前にキャンパスについてあまり調べていなかったので、30キロも離れているとは思ってもいませんでした。())インカレ予選では目の前で勝利を喜ぶ岡山大学の姿に涙を流し、来年こそは絶対に勝ちたい。と考えたのを今でも鮮明に覚えています。2年目はお盆に連れて行ってもらった小戸の遠征が最も印象に残っています。日本経済大学さんとの合同練習が主な目的でしたが、僕は隣で活動している九州大学さんに目を奪われました。インカレ予選が近いということもあった思いますがお盆の期間も練習している点、熱中症になりそうになりながらも精一杯活動している点、陸上での声出し、バースダッシュなど組織としての完成度に驚きました。同じ国立大学でも日本一を目指す大学はこのような姿なのかと感銘を受けました。そこから陸上での動きの意識が少しずつ変わり始めました。3年目は自分の弱さが露呈した気がしました。特に最後のレースシーズンです。自粛期間は「お世話になった4年生に少しでも恩返しをしたい」という思いでランニング、トレーニングに励みました。今思うと、よく毎日続いたなと少し思います。()僕のペアは順風のボートスピードを武器としていて、広島の夏の南風が得意でした。8月末の夏季オープンは運がよかったこともあり優勝できたのですが、次第に寒くなり安定しない北風が吹くようになってから思うように前を走ることができなくなってしまいました。自分の中でも強弱のある振れが多い北風に苦手意識がありました。その後、インカレ予選で負けてしまい分かったことなのですが、敗因の一つは間違いなく僕の自身の無さだと思いました。失敗を繰り返すうちに自分が前を走っている姿が想像できなくなり、消極的になってしまっていました。自分に自信を持つというのは単純なことかもしれませんが、ヨットに関わらずスポーツをする上ではとても重要なことであると再認識しました。

入学してから今までお世話になった先輩方には感謝してもしきれませんが、今まであまり結果で返すことができませんでした。最後の1年は何としてでもチームを一つでも高い順位へ導き、結果を残し今までお世話になった方へ恩返しができるよう頑張りたいと思います。

個人的にこの1年間は「行動力」という目標を掲げて活動していきたいと思います。チーム内で出た課題、個人の技術的な課題、監督さんやOBさんに指摘していただいた課題。今まではその課題に対して先延ばしにしていて注意を受けたことが何度かありました。人間はどうしても忘れてしまう生き物なので、先延ばしにすると忘れてしまいます。なので、この1年は浮き彫りになった課題に対してすぐに対応できる力を身につけたいと思います。また、ある行動をとろうかどうか迷ったときに「自分がやりたいか、やりたくないか」ではなく、「チームに必要かどうか」「勝つために必要かどうか」という基準で考えて行動していきたいと思います。

述べたいことを書いていたら、まとまりのない文章になってしまいすみません。僕は言いたいことをたくさん言っていたら自分でも何を言っているのかわからなくなることがあります。()

 

 

最後になってしまいましたが、1年間安全にかつより良い環境で活動していくには土屋監督をはじめ多くのOBさん、ハーバー関係者の方、大嶋コーチ、保護者の方のご支援が必要です。力の限り頑張ってまいりますのでご指導のほどよろしくお願いします。


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86