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第70代 新幹部挨拶④大槙望未

こんにちは。第70代の主務を務めさせていただきます、スナイプクルーの大槙です。時間が経つのは早いもので、この前入部して1年目の過酷な夏合宿を乗り切ったような気分なのに気づけばもう幹部になっていました。私も歳をとったなぁと思う今日この頃です。

幹部になってまだ2週間ぐらいですが、自分で思っていた以上に幹部の方は苦労されていたのだと思い知らされます。去年は幹部の人がどれほど真剣にチームのことを考えているかも知らず、結局は私が一番子供だったということに中国インカレが終わって引き継ぎの話なんかをするようになってからようやく気づきました。今までのヨット部生活を振り返ると、今の4年生には私が1年生の頃から一番お世話になっており、感謝の気持ちでいっぱいです。3年間本当にありがとうございました。そんな4年生の引退挨拶やいろいろあった約3年間を振り返って、今後1年を通して頑張ろうと決めたことがいくつかあるので忘れないように書いておこうと思います。

まず大切にしたいのは1年後に後悔しないように部活をするということです。私は悩んだ時、「自分が一番後悔しない選択はなにか?」と考え、行動するよう努めてきました。その結果、やってよかったと思うこともあれば後悔してしまうこともありました。きっと幹部になったら今より悩むことが増え、誰も正解が分からないことの決断を迫られることがあるでしょう。そんな時はこの言葉を思い出して、自分の答えに自信を持って決断ができる人になりたいです。

2つ目は部員が集中してヨットに乗れる環境を整えることです。正直言って私はヨットの技術的な面では全く自信がありません。そんな私が全日総合10位のために貢献できることといえば、後輩が楽しくヨットに乗り、ヨットのこと以外には悩みがないくらい練習に集中できる環境をつくることかなと思いました。そのためには練習の回し方だったり陸での動きだったり感染対策だったりたくさん考えることはありますが、それは今後の課題にします。それに関連して、第69代の幹部の方々が最初からずっと大切にしてくれていた「下級生が上級生に意見を言いやすい環境」をこの代でもつくっていきたいと思っております。学年が上がるにつれてどうしても下級生の頃の気持ちを忘れてしまうので下級生には積極的に意見を出してほしいです。

3つ目は自分の行動・言動に責任を持つことです。陸での指示・注意に関しても、練習の配艇に関しても、今の時期だったらコロナ対策に関しても、いろんな場面で責任が伴います。私は口先ばかりで何も行動しない人や他人に指示するばかりで自分では動こうとしない人に自分の大学生活は捧げられません。発言したからには自分が率先して行動で示し、ついてきてもらえるような幹部になりたいです。また、これは今に限ったことではありませんが言葉の重みを忘れず、相手の気持ちを考えたうえで発言するのを忘れないようにします。

1年後に引退する時、この中のいくつを自信持ってできたと言えるか分かりませんが、とりあえず目の前にあることと誠実に向き合っていこうと思います。しぶき会OBの皆様、ハーバー関係者の方々、大学でヨット部を支援してくださっている方々、家族の皆様、これから1年間応援をよろしくお願いいたしします。


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86