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第70代 新幹部挨拶⑦高田愛梨

こんにちは。お世話になっております。

70470チーフ・学連を務めさせていただく470スキッパーの高田愛梨です。2020年を振り返るとあっという間の一年であったと改めて実感します。年明けにコロナが世界中に拡散し、部活動や私生活にまで大きな影響を与えました。ヨット部の活動も社会全体が自粛ムードになる中ででどんどん制限が厳しくなり、夏休み前の3ヶ月間は全く海の上で練習する機会を与えてもらえませんでした。この現状は私たちの努力ではどうにも変え難かったことです。そのような厳しい状況の中でも部の活動を止めることなく、「全日本総合10位」という目標に向けてone  teamで試行錯誤を繰り返しながら活動を続け、全日本インカレまで部を引っ張ってくださった第69代の幹部の先輩方に感謝しています。広島に残られる先輩の方々には今後も何かとお世話になると思いますが、その時はよろしくお願いします。いつでも練習を見に来てください!ご指導よろしくお願いします。私たちの力では不足してしまう事も多々あると思うので、その時は力を貸していただけると助かります。

 

これからの活動の一年間においてもコロナの影響が隣り合わせにあることは容易に想像できます。そのような状況で幹部として何をするべきかを私なりにここで少しばかり話してみようと思います。

 

私が一番重要であると感じているのは、チーム全体のモチベーションの維持です。これはコロナ期間に関わらず重要なポイントでありますが、コロナ期間になるとこれをより一層気にかける必要があると思います。海上での練習ができない期間にどうしてもヨットから心が離れていきがちになってしまいます。上級生は今までにヨットにそれなりに乗っていた時間があるわけですから、コロナの影響で例年より海上練習時間がかなり削られた事による焦りも相まって「自分が今のままでは来シーズンで自信を持ってレースに挑めない」、という不安が少なからずあるはずなので、コロナの自粛期間においても知識を身につけたり体力向上を図る意識があると思いますが、下級生の場合ではなかなかそのようなモチベーションにもっていくことは難しいと思います。なので上級生は下級生を巻き込んで「ヨットが楽しいからもっと知りたいしもっと上手くなりたい!!」と思ってもらえるようにヨットに関する知識を沢山教えて理解を深めていく機会を増やすべきだと思います。私も実際に下級生の時に色々な技術面であったり、操船の方法、上手くこなすためのコツ、何を意識して練習するかを上級生の先輩方が教えてくださっている時が一番ワクワクしたしそれを実際に自分で試してみて上手くいった時は、なんとも言い難い嬉しさと興奮がありました。なので私は今まで練習してきて分かったことや、私が先輩方に教わって上手く行ったことをどんどん下級生に教えていきたい気持ちでいっぱいです。もしそれで後輩が上手くなっていく姿をそばで見ることができた時は本当に嬉しいのだろうなと思います。今は活動自粛で海上練習ができない状況ですが、早く実際に海上での練習が再開できることを切に祈っています。

 

自粛期間中のモチベーションで人それぞれで個人差があることは当たり前ですが、一人の気の緩みはいずれ全体の秩序を乱す大きな綻びとなります。これを阻止するために幹部は部員一人一人のことを理解し、それと同時に最上級生としての自覚ある行動を日頃の姿から、下級生に示していくことが重要です。海上で練習ができない期間に如何に実力を伸ばすための知識を身につけたり、体作りを行うかが活動再開後の成長の差に直結します。幹部として活動自粛期間での成長をどのようにしていくべきかを去年の事例を踏まえながら、熟考していきます。コロナで社会が新しいフェーズに突入しているように、ヨット部の活動も、新たに与えられた環境に柔軟に対応した内容に改革していく時期です。

 

ここからは私の最後のヨット部生活一年で成し遂げたいことを話したいとます。幹部の役職決めで470チーフを務めることになり、今までの人生でリーダーといった役柄についたことのない私が一年間470チーフの任務をこなしていけるのかどうか不安に思う気持ちが正直大きかったです。しかしよく考えてみると、自分の周りにはこれまでの三年間、共に練習してきた頼もしい同期がいて、後輩も大勢います。私のことをよく理解してくれている仲間が支えてくれていると考えると不安も解消されました。それと同時に「全日本総合10位」という目標を達成し、結果が残せた時の喜びを共有するためにこれからの一年間切磋琢磨しながら必死で練習する事がとても楽しみになりました。私は470チームを強くしたいです。これは個人が実力をつけて早くなることもそうですが、私が本当に目指すべきと考えているのは、チームだからこそ引き出せる力を最大限に伸ばすという事です。一人ではなし得ないことでも、チームであるからこそ得られるものがあります。下級生は上級生を追い越す勢いで練習し、上級生は下級生に圧倒的差をつけられるように練習します。また、技術的な面、知識の面で自分たちの力では解決しない課題に出会った時には監督、大嶋コーチ、OBさんの意見をいただき解決するようにしていきます。

470チームが力をつけることが「全日本総合10位」の目標達成には必要不可欠です。

 

個人的な目標として、新4年生女子クルーの木戸理歩とペアーを組んで女子インチャンピオンになることが目標です!!!

これにはまだまだ課題が山積みですが、、、悔いのないよう精一杯努力します!!!

 

今年の470新三年生は体格もいい者揃いでヨットの知識に関する考え方も鋭いです。それぞれにそれぞれの個性があって今後の成長、伸び代が大きく期待されます。待望の女子部員、新二年生のスキッパー希望の高坂実由ちゃんもスポーツ万能で覚えがとても早く、陸練でも上達が早いです。頼もしい後輩が沢山いて心強いです!春にまた元気な新入生が入ってくるのが楽しみです。

 

最後になりますが、しぶき会OBの皆様、ハーバー関係者の方々、大学でヨット部を支援してくださっている方々、保護者の皆様、一年間応援よろしくお願いします。

 

上手く整理できず、長くなってしまい申し訳ありません。ここまで読んでくだっさた皆様に感謝します。

以上で高田愛梨の幹部挨拶を終わらせていただきます。


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86