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8/14(日)全日本470 事前合宿

 お世話になっております。2年生470スキッパーの比嘉竜太郎です。


 14日(月)は8/17から始まる全日本470の事前合宿2日目ということで、大会会場となる佐賀県唐津の海面でセーリング練習を行いました。

 さらに14日、15日の2日間は大嶋さんにお越しいただきご指導をしてもらうので、広島ではほとんど経験できない強風をこの2日間で集中して強化することが出来ました。

 今回の風はアベレージでフルパワーから少しオーバーパワーで、ブローでは僕の体感なのですが9m/s前後の強風となっていました。

 また陸風で風上に山がいくつかあることで、ブローが強いだけでなくブローとラルでの強弱、フレがとても激しい海面となっていました。


 今回のセーリング練習を通して課題として出たのは主に3つあって、クローズでのオーバーヒールが常に大きい、ブロー・ラルでのトリムが遅れている、フリーの角度が下りすぎているです。

 

 1つ目のクローズでオーバーヒールが常に大きいことについて、指摘されて動画を見返すことで確かにヒールが大きいところに気づくことが出来ました。

 この原因について、この日のセッティングだとフラットまで起こしきった時にパワーが抜けてふらつき、ヒールさせた方がパワー感があったためだと考えました。

 この日の会場ではプラーを増やす、プリベンドを増やすなどの処置をしましたがまだセール下部が薄くなっていたため次の日にマストステップを前に出しセール下部の深さを出せるようなセッティングにして走ってみました。

 すると、オーバーパワーでカニンガム・バングを入れても薄くなり過ぎずパワー感があり良い感覚を掴むことが出来ました。


 2つ目のブロー・ラルのトリムの遅さについて、これは他大学と比べた時にブローでの伸びがない、ラルでの失速が大きいとの指摘を受けたことで気づくことが出来ました。

 まずブローでの伸びがないことについて、これの原因はパワーが入った瞬間に船が大きくヒールしていた事でスピードに変えられていないことだと感じました。

 そのため、次の日のセーリングからブローを見ることを意識し、事前にカニンガム・バング・センターを合わせることでオーバーパワーのブローでもフラットを保ちバウを出す感覚を掴むことが出来ました。


 3つ目のフリーの角度が下りすぎていることに関しても、他大学と走り方を比べてみると広島大学の走り方はその場の波毎回に合わせて無理にも下そうとしていたためふらついていて、さらにスピードがなかったことが分かりました。

 なので、ジブに裏風が入らない角度を目安にしてスピードを意識して大きめの乗せられる波のみで落とすことを意識することでふらつきを押えて走ることが出来ました。

 

 広島ではほとんど練習することが出来ないような強風を練習できスピード感覚を掴んできたので、この感覚を忘れないようにし、さらに残りの唐津でヨットをできる期間をフルに活かして上位セーラーの走らせ方からできるだけ多くのことを学べたらなと思います。


 全力を尽くして挑むので、これからも応援よろしくお願いします!


広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86