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全日本インカレ事前合宿4日目

お世話になっております。4年スナイプクルーの神下です。全日本インカレの事前合宿を含めた9日間は最上級生が回していく形となってますので、是非目を通して頂ければな、と思います。
 まずは本日の海上練習の振り返りから。海面の状態としては、天気は雨で中デッキからオーバーパワーにいかないくらいの風速で、北〜北東、たまに北西といった風向でした。この土日のBBマリンカップではシフトにうまく対応できず、1上中盤あたりから順位を落としてしまうような展開がありましたが、今日やっとこの風向の傾向を掴み始めたような気がしました。いわゆる陸風のような触れ方とは少し感触が違っていて、風の降りてくるスピードは思ったよりもゆっくりで、しっかり向かって返さないと実際に角度が変わるまで時間の隙間が大きいように感じます。スタートで出遅れたとき、風を掴むまでの前の船に比べて少しでも遅れてしまったときの後々の展開の苦しさは今までで一番大きいように思いますので、スタートの重要性がより一層高まりました。いかに1上を安定して回航するかに注力していきたいです。なにせ初めての海面なもんですから、スキッパーの八重樫とああでもないこうでもないと話しながらセーリングしているのですが、コース引きに関しては自分の役割なので、気合いを入れていきたいと思っています。
 今までレースでいろんな海面を走ったりしてきましたが、最終的に思うのは先手を打つことが一番だということです。早くゴールする為には前を走って、前を走るためにはいいスタートを切って、いいスタートの為にはしっかりルーティンをこなして…、というように連続する場面の中で、いかにスムーズにこなしていくかという時にもっとも複雑な要因になるのが他艇の存在です。もちろん、ストラテジー的な風の振れであったり、マークやラインの位置関係も情報としてはもちろん重要ですが、それらを基に自分のレースプランを組み立てる上で、一筋縄ではいかないという意味においてです。そうなったとき、ビッグフリートでは他艇のレースプランをかいくぐって走るというのはもはや無理だと思っていて、それなら逆にこっちのプランを押し付けていくことでフレッシュを掴むことが艇速差以上に順位に直結するように感じるのです。なんだか当たり前のことを書いてしまいましたが、シンプルに考えることは大事だと思うので許してください。
 では最後に最後の駄文のコーナーです。内容はずばり物忘れについて。何かを思い出すのも少し鈍ってきた気がしますが、特に物をどこにやったか忘れてしまうのです。断じて無くしているわけではない。大体物を探すときはまず直近でいつ持ち出したかを思い出そうとするのですが、ここが一番の肝なんです。そして一番の問題でもある。要は、そこを思い出せなければ初手から途方に暮れてしまうわけです。今はなんとか気合で思い出すことでなんとか生活を維持していますが、もうちょっとアホになってきたら終わりですよ。そうなったら全部捨てて問題を根っこから無くす出家ルートか、全ての物の位置を決めるエセ風水占いルートしかありません。…ああ、何を言いたいのか忘れてしまいました。最後やからセンスあること書こうと思ってたのに蓋を開けたらこれですよ。人間は退化もする生き物やと気づきました。もう筆を折ります。とりあえず全日頑張ります。ありがとうございました。

広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86