県春季

お世話になっております。スナイプチーフの西側です。6月4日県春季の報告をいたします。本日は２－３メートルの不安定な南風のなか1レース行われました。

朝は1時間ほど風待ちをした後に弱い南風が入ってから出艇しました。風待ち中には船の整備をしたり、前田さんのコースについて座学がありました。いろいろとフィッティングで佐藤さんに指摘していただいたので、風待ちを使って修正しました。

出艇したのちは中デッキから上デッキの風の中セーリングをし、スピードチェックしました。このとき普段のメインがかなり緩いことを佐藤さんに指摘され、これまでクローズをちゃんと走れていなかったことに気づきました。並んで走るだけで下っていました。プラーコントロールとセンタリングの重要性を学びました。プラーめっちゃ大事！佐藤さんのヒールトリムのおかげもあり、クローズのよい感覚を掴めました。

1レース目は若干ライン下有利でしたが、右にブローが下りてきていたのとすこし振れ戻っていたこともあり、右で勝負をすることにしてスタートは上から出ようと決めました。しかし一個下側にいた村尾艇にピン上を取られ、閉じられてしまったため下側に逃げました。結果的には上三番目からのスタートになりました。加速は入れ始めが早くて大きくベアしたわりにクローズになってからのスピードが悪かったです。クローズになるまでが時間かかってしまっていました。加速練習が必要です。

スタートをしてからはなんとか生き残ることができ、早い段階でタックして右に展開しました。下側の前田さん艇は左海面に展開していました。絶対に勝ちたかったです。しばらく走るとブローが入って来てリフトの中走ることができて伸びました。いったんヘダーで左に寄せてスターボを使いました。そしてまた振れたところで返してスターボードレイライン乗せました。このとき後続艇ははるか下にいて、1位で一上マークを回りました。嬉しくてどんな顔すればいいか分かりませんでした。このときボートスピードと角度、そしてリフトを走ることの重要性を改めて実感しました。これまでは5速無しで走っているようなものでした。

オフセット回航後は右に振っていたのと右からのブロー優勢とみて即ジャイブしました。このとき後続の前田さん艇は5艇身ほどの差でその後の竹中さん艇が離れていたことから、ケアする船を絞りました。ここでどんどん風が落ちていきました。自分の微風ランニングが遅くて前田さんが差を詰めてきました。微風ランニングをおろそかにしてきた自分を恨みました。冷や汗をかきながらなんとかリードを守りました。このときランニング上りすぎないことトップの風見もっと見ることを学びました。

下マークを回った後はそのままポートで走っていましたが、前田さんが返したのをみて僕らも返してついていきました。その後すぐにもう一度前田さんが返してそれに応じて返したのですが、平行関係になってしまいました。カバーすると決めたならタックタイミングもっと考えるべきでした。こうなったら走るしかありません。そのまま二艇で並んで走っていたのですが、どんどん下の前田さんが伸びていくのが見えました。どうしよう！ここでリフトが入ってきました。よしいけるやんと思った矢先でしたが、全然勝てない。どんどんバウを出されていきました。スーパーリフトが入っているのに勝てない。なんでやねん。ジュリーボートも後ろにいました。このとき内心パニックになりました。走りが悪かったです。後からジュリーの方にメインがバチバチだったと言われました。力んでセールを引きすぎていました。そもそものセーリングスピードで負けていたのに、余計なことばっかり考えていたせいで走りに集中できていませんでした。反省です。あと右が優勢なのに相手を右に行かせてしまいました。ストラテジーとタクティクスが全然まだまだ足りなかったです。

このまま一マークまで差を広げられて二番で二上を回りました。ここでほとんど風がなくなりましたが、差はついたままでした。なんとか追い上げようとしましたが、力及ばずフィニッシュでした。

この日はこの後十分な風が入らず、一レースのみとなりました。たった一レースでしたが、いろんなことを学ぶことができました。ボートスピードをしっかり引き出すこと、リフトを走ること、ヒールを合わせて走ることといった基本的なことがレースでは大事なのだと思いました。それができてはじめてタクティクスが活かされてくるものと思います。もっともっと速くなりたいし上手くなりたいと思えるようなレースでした。中四国インカレに向けてはもう一度基本事項の徹底を掲げていくのに加えて、タクティカルにコースが引けるように勉強していきたいです。

長くなってしまいましたが、最後に一緒に乗っていただきました佐藤さんどうもありがとうございました。またお願いします。運営していただいた皆さんありがとうございました。

中四国インカレに向けて頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。