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引退ブログ①高坂実由

お疲れ様です。
1年間470チーフを務めさせて頂きました、4年の高坂実由です。全日本インカレを終え、引退ということでブログを書かせて頂きます。

<結果について>
全日本インカレ総合10位を目指して1年間活動してきて結果は総合12位となり目標にあと少し届きませんでした。広島の様な海面のコンディションの中、全部で4レースを行って総合10位の関西大学と最終的な点差が107点であったため、十分射程圏内の目標であったと思います。個人的にはもう少し前を走ってチームに貢献したかったという悔しい気持ちもありますが、それには実力が足りなかったとレースを振り返って感じてもいます。個人戦や全日本インカレ、プレインカレなど大きいフリートのレースに出て初めて気づくことも多かったです。ヨットは減点方式のスポーツだとよく言われますが、1つ課題をクリアすると次の課題が出てきて、1つのミスで10位、20位と点数を落としてしまうスポーツだと感じました。順位変動が多いため、逆に順位を上げることができた場面もありましたが、それでも自分が目標としている順位には届きませんでした。今回のレースをどのように捉えたかは個人個人で異なると思います。成績が振るったメンバーもいる中、実力を出し切れず悔しい思いをしたメンバー、レースをこなす中で要領を得ていったメンバーなど様々だと思います。まだできることはあったかもしれませんが、頑張った結果だと受け止めたいです。この代で10位を目指していたので不本意ではありますが、来年もう一度インカレを経験できるメンバーも多いのでこの経験を糧にして頑張って欲しいです。

<感謝>
全日本インカレで感じたことを書きます。今の気持ちとして、関わって下さったすべての方に感謝の気持ちを伝えたいです。目標には届きませんでしたが、最終レースの最後のリーチングまで順位を1つでもあげることをあきらめませんでした。それができたのは応援のお陰だと思います。サポートメンバー、OBさん方、関係者の方々が皆、レース頑張って!、と力を込めて送り出してくれました。出艇の時、着艇の時、成績の良し悪しに関係なく旗を振って応援してくれる下級生を見て胸が熱くなりました。この文章を書いている現在も幾度となくその光景を思い出します。インカレ後のMTで前田コーチから「皆はもっと形にこだわろう、技術より、人間力を磨こう」というアドバイスを頂いていました。皆の応援をみて前田コーチが体現したかったことが理解できたように思えました。振り返ってみて、インカレの数日間は、今までの経験と比べても本当に特別なものだったと思います。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。今まで一緒に活動してくれた同期、後輩、先輩にも感謝を伝えたいです。特に今年は最上級生が少なかったため、3年生には大きな負担をかけました。責任感の強い後輩ばかりで沢山助けてもらいました。また、470級のチーフとして頼りない先輩だったかもしれませんが、1年一緒に活動してくれてありがとう、インカレに一緒に出てくれた安藤君、長い間ペアを組んでくれた良太郎君、気遣いしてくれるうっちー、的確な意見をくれる詠斗君、そつなく物事をこなしてしまう竜太郎君、周りがよく見えている勇輔君、いつも笑顔の晃大君、470級の後輩には特にお世話になりました。私は口数が少なかったかもしれませんが、1人1人がかけてくれた言葉、気遣いの態度で力をもらう場面がありました。ありがとう。また、精神的につらいときに話を聞いてくれた西側君、部員をまとめてくれた亮、同期の2人もありがとう。沢山感謝を伝えたい方がいますがここでは割愛させて頂きます。

<4年間を通して感じたこと>
全日本インカレを終えて4年間部活を続けてきて良かったと思いました。私が部活を4年間続けていた理由は、自分の性格を変えたいと思っていたからです。社交性のなさと協調性のなさは自分の中でコンプレックスでした。私は人と話すのはあまり得意ではありませんし、リーダーシップなどなく、団体で行動するのが苦手です。ただ、人の上に立つことで、少しでも社交性や、協調性を付けられるのではないかと期待して部活を続けていました。ヨット部を続けていて人間性の足りなさに直面して苦しいこともありましたが、その都度成長もあったと思います。その他にも学んだことは本当に多かったです。最上級生になると下級生に指示を出す事が増えます。指示が通らなかったときに、初めは「なぜ指示を聞いてくれないんだろう」と考えていましたが、指示を出すタイミングや、その指示自体の目的が伝わっているかなど配慮がされていないことが原因であることに気づきました。そういったことは4年生になるまで考えなかったと思います。一人ひとり部活をしている理由は様々だと思いますが、楽しいことがある分、煩わしいことや辛いこともあると思います。私が最後まで続けていて良かったと思えたように、4年間何かを継続して続けることで必ず得るものがあると思います。自分はチーフになった際に70代主将の上田さんに「なるようになる」と言われました。本当にその通りでした。なので、後輩の皆には辛いときは周りの人に頼って楽しく部活を続けて欲しいです。

長くなりましたが読んで頂きありがとうございました。今後も広大ヨット部を応援していきます。関わって下さったすべての方々、本当にありがとうございました!

高坂実由




ps  女子部の皆さん>>   またあそんでね(^^)/

広島大学体育会ヨット部

観音マリーナ

広島県広島市西区観音新町4丁目2374-86